コンポストのタイプや種類を解説!自作できる段ボールコンポスト紹介

こんにちは、うーたんです!
今日は自作も出来るコンポストの話をするよ。

 

最近、生ごみ処理を考えている方や家庭菜園やガーデニングを行う家庭で注目を浴びているのがコンポストです。

 

今回はこのコンポストについてタイプや種類にはどんなものがあるのか、まとめてみました。

 

コンポストって言葉はよく聞くけど、実際の所はどんな感じなの?

そんな方も多いと思います。

 

ここでは、コンポストの種類やメリット、自作の仕方などわかり易く解説しています。

これからコンポストをと考えている方は参考してください。

 

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コンポストのタイプ

コンポストには、「生ごみコンポスト」と「落ち葉コンポスト」の2種類があります。

 

① 生ごみコンポスト

生ゴミコンポスト
生ゴミコンポスト

 

生ごみコンポストは名前からもわかりますが、主に生ごみから堆肥を作ります。

生ごみをコンポスト入れ発酵させることにより堆肥を作ります。

 

最近のコンポストで人気があるのが、この生ごみコンポストですね。

 

② 落ち葉コンポスト

落ち葉コンポスト
落ち葉コンポスト

 

落ち葉コンポストは落ち葉を集めて堆肥(腐葉土)を作ります。

落ち葉コンポストは、生ごみコンポストに比べると腐葉土になるまで時間がかかります。

しかし、あまり手をかけずに自宅で質の高い腐葉土が簡単に作れます。

 

コンポストをするメリットは?

ここでは、コンポストのメリットについて再度確認をしておきましょう。

 

最近では、一般家庭で出来るコンポストが増えてきています。

そんなコンポストには、どんなメリットがあるのか考えてみましょう。

 

コンポストのメリット
コンポストのメリット

 

まずは、自分やご家庭に対するメリットです。

  • 生ごみを捨てる手間が減る
  • 生ごみを捨てるときに使うビニール袋が不要になる
  • 生ごみを堆肥として再利用できる
  • 良い堆肥(良い栄養素を含む堆肥)を作ることができる
  • 作った堆肥は家庭菜園やガーデニングに活用できる
  • 農薬を使わず堆肥でできた野菜や果物はおいしく、安心して食べられる
  • 環境問題への取り組み、エコ活動として気軽に参加できる

 

次に、地域や環境の対するメリットです。

  • 出すごみが減り、自治体の処理費用や手間が減る
  • ごみの焼却が減るため、二酸化炭素の排出量が削減される
  • 堆肥を学校や農家など地域に還元することができる

 

ちょっと考えただけでも、コンポストにはこのような多くのメリットがあります。

自分や家族にはもちろん、地域・環境全体にまで関係しています。

 

コンポストのデメリット

コンポストのデメリットについては以下のページにてタイプ別に細かく説明をしています。

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コンポストの詳しい使い方や注意点はこちらから

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コンポストの種類

コンポストには容器や設置場所、分解に使用する基材(材料)などによっていろいろな種類があります。その中でも代表的な物を比較してみました。

 ①段ボールコンポスト②土中式(鐘の形状タイプ)③密閉式④バイオ式電動生ごみ処理機⑤ミミズコンポスト
 段ボールコンポスト土中式密閉式バイオ式生ごみ処理機ミミズ式
設置場所屋内(屋外の場合は雨で濡れない場所)土のある場所(庭・畑)屋内・屋外屋内屋内(屋外の場合は雨で濡れない場所)
温度管理必要不要不要不要必要
かき混ぜ毎日週に1回程度不要不要不要
分解期間3ヶ月くらい3ヶ月くらい2週間くらいなし(随時)約3~4ヶ月くらい
熟成期間1ヶ月くらい2ヶ月くらい1ヶ月くらい約2時間くらいなし
メリット手軽で低コスト大量の堆肥を作りやすい液肥ができ、手間がかからない手間がかからず早い臭いが少ない
デメリットかき混ぜや温度管理の手間がかかるコンポストを埋める場所(庭・畑)が必要発酵液をこまめに抜く必要がある初期費用・ランニングコストがかかる生ゴミを少量ずつしか投入できない

①段ボール式コンポスト

段ボール式のコンポストは、通気性がよく撹拌(かくはん)しやすいのが特徴です。

ベランダや、部屋の中にも置くことが可能です。

②土中式コンポスト

庭や畑などの土にプラスティックの容器(コンポスター)を埋めて、土の中の微生物の働きを利用して堆肥化をすすめる方法です。

定期的にかき混ぜる必要があるので、面倒臭がりの人は続かないかもしれません。

庭に、土の地面があるご家庭などで使うことができます。

③密閉式コンポスト(回転式コンポストも含む)

密閉式コンポストは、酸素が少ない条件でも生育する微生物の発酵により堆肥化がすすみます。

密閉式のコンポストで作った堆肥は液体で出てきます。

分解の過程で、アルコールや酸が出されるので、酸っぱい臭いがするのが特徴です。

キッチンなどに置くこともできて、持ち運びも便利ですが、生ゴミを開ける度に臭いがするので、注意が必要です。

④バイオ式電動生ごみ処理機

電動式の生ゴミ処理機なので、かき混ぜや温度管理を自動で行ってくれるため、手間がなく、臭いもしないので、快適に生ゴミを処理したい人におすすめです。

ただし、初期費用や電気代などのランニングコストがかかってしまうことがデメリットです。

⑤ミミズ式コンポスト

ミミズ式コンポスト

ミミズ式コンポストとは、生ゴミをミミズに食べさせ、貯まった糞や尿を堆肥として利用するコンポストです。

臭いが出ないのが特徴で、熟成する必要がなく、植物の根を傷つけることもないので、非常に良質な堆肥として重宝されています。

 

コンポストを自分で作る(段ボールコンポスト)

コンポストを始める時、おすすめは市販の容器などを購入して始めることです。

ですが、自分でも簡単に作って始めることも出来ます。

段ボールコンポスト

 

DIYで始めることが出来るのが、ダンボールコンポストです。

ただし、悪臭や虫の発生の可能性がありますので、リスクに気を付けて自作しましょう。

①ダンボールコンポストの作り方

ここでは基本的なダンボールコンポストの作り方を説明します。

ダンボールの底をガムテープ(クラフトテープ)で閉じる

ダンボールを閉じる

継ぎ目もしっかりと密封してください。

【ポイント】

ガムテープはクラフトを使いましょう。

虫の侵入を防ぐため、隙間や穴をガムテープで目張りしましょう。

【注意】

ダンボールは2重構造の厚手の物を使いましょう。

厚手の段ボール

 

2重底にする

2重底

底が抜けるのを避けるために二重底にして底を強化します。

通気性を考えて台の上に置く

台

地面にダンボールをそのまま置かず、通気性の良い台の上に置きましょう。

基材を入れる

あらかじめ混ぜた基材(ココピート、もみ殻くん炭、おがくず、竹粉、腐葉土など)ものをダンボールの6割くらいまで入れ、シャベルなどでよく混ぜ合わせます。

空気を入れるようにしながら、よく混ぜましょう。

フタをする

利用しなくなった古布などでフタをしてゴムバンドなどで密閉します。

この際にビニールなどは使わないでください。

ビニールは空気を通しませんので、微生物の活動に必要な空気が不足してしまいます。

 

毎日の利用手順

家庭から出る生ごみを投入します。

1日500グラムから800グラムを目安として投入してください。(生ごみの量は少なくてもかまいません)

  1. 前日に入れた生ごみ部分だけをよくかき混ぜる。
  2. 中心部に穴を掘って、生ごみを入れる上から基材をかぶせておく
  3. 虫よけキャップをかぶせる

生ごみ投入のポイント

  1. 投入物はなるべく細かくしてから入れると分解が早くなります。
  2. 生ごみの水切りはしなくて大丈夫です。
  3. 貝殻は分解しないので投入しないでください。
  4. タマネギ、トウモロコシ、タケノコの皮等の乾燥したものは分解されるまでに時間がかかります。
  5. 廃油、魚のアラなどの炭水化物は微生物の分解促進になります。

置き場所(保管場所)について

  1. 雨にあたらない場所に置く
  2. 風通しの良い場所に置く
  3. 日当たりが良い場所が良いです

温度管理について

  1. 微生物が生ごみを分解しだすと、ダンボールの中身が20℃から40℃程度まで上がります。
  2. 寒い季節は微生物の働きを助けるため、日なたなど暖かい場所に置き、廃油や米ぬかなどカロリーの高いものを時々入れるなど工夫が大切です。

虫対策について

  1. 台所の生ごみも密封保管して、虫に卵を産ませないようにしましょう。
  2. ダンボールコンポストにきちんとガムテープで目張りし、虫よけキャップをかぶせて虫に卵を産ませないようにしましょう。
  3. 白くてふわふわしたカビが発生することがありますが、失敗ではありません。

においが気になる場合について

  1. 通気性の悪いとニオイが発生する場合があります。
  2. スコップなどでかき混ぜ、しっかりと空気を送り込みましょう。
 

②堆肥として利用する準備

生ごみの投入期間3ヶ月から6ヶ月程度経過し、基材がべたつき、分解するまでに時間がかかると感じた時が熟成を行う時期です。

ダンボールコンポストへの生ごみ投入を終了した時点では、まだ堆肥ではありません。

未熟な堆肥を土の中に入れると、土の中で熟成がはじまり、植物の根を傷めることがあります。

ですので、しっかりと熟成させる必要があります。

熟成させるには、まず1週間に1回程度1リットルから2リットルの水分を加え、基材全体をよく混ぜて分解を促進します。

熟成期間は、夏期で2週間から1ヶ月、冬期で1ヶ月から2ヶ月程度で、生ごみの形がなくなり、水分を加えても温度の上昇がなければ熟成完了となります。

これで初めて堆肥として利用することができます。

 

③市販のダンボールコンポスト

読むと簡単そうに作れそうですが、意外と上手に作るのは大変です。

初めてダンボールコンポストに挑戦する方は、市販のセットを使ってみる方が良いと思います。

ダンボールコンポスト

市販の物を使えば、中に入れる基材もセットになっていますし、説明書も一緒に入っていますので初めての方には手軽に始めることが出来ますよ。

その他の自作コンポスト

その他ケース
バケツやプラスチックケース

今回は、段ボールのを使った段ボールコンポストを紹介しましたが

自作で作れる材料は、段ボールだけではありません。

発泡スチロールやバケツのようなプラスチック容器を使う事も出来ます。

 

【注意】

発泡スチロールやプラスティックのケースを使う場合はケース自体から水気が蒸発しにくいので、生ごみはしっかりと水切りをしてから入れてください。

また、ケース自体が空気を通しませんから、密封はせず虫よけに布などを被せておきます。

 

 

コンポストに対する自治体の補助金(助成金)

コンポストの導入に対して、各自治体では家庭用生ごみ処理機の導入補助金(助成金)を設定していることがあります。

この家庭用生ごみ処理機の導入補助金は電気式の生ごみ処理機だけが対象ではなく、コンポストのような電気を使わない生ごみ処理機の購入に対しても給付をしてくれます。

日本の自治体の約6割で助成金の対象となています。

コンポストの購入金額の半額などの助成が受けられる可能性がありますので、お住いの自治体の助成金を確認しておきましょう。

 

生ごみ処理機購入補助金(助成金)の詳細はこちら

この助成金については、私がナクスル(NAXLU) を購入した時に利用しました。

コンポストとは違いますが、申請方法などは同じですので参考にされてください。

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まとめ

今回はコンポストの種類や自作の仕方について説明しました。

電気もガスも使わず、自然の力で堆肥が作れるコンポスト。

コンポスト作りは、自然の力を利用します。

手軽に始められるのに環境のためになる!

こんな素晴らしいことは無いですよ。

現在の日本では、コンポストを薦めている自治体もたくさんあります。

それだけ、環境問題やゴミの問題は大切なことなんですね。

まずは、自分で出来ることを試してみてはいかがでしょうか!

 

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